小説で格闘系を見たい方にお勧めです
今野敏
こちらの作者は自身が空手をやっているので、武術系小説を多く書かれています。
刑事ものも多いですが、そこでも格闘描写が多いです。
任侠シリーズも好きですが、今回は割愛
孤拳伝(一~五)

香港の貧民街で生まれた主人公「剛」が暗黒街九龍城砦で喧嘩に明け暮れるながら「崩拳」を身に着けて日本に渡り、地下格闘技で戦ったりヤクザの用心棒になったりいろんな武術家に教わったり修業したり傭兵と戦ったりしながら、武術と人間性を成長させていく話です。
崩拳は拳児で出て来る有名な技です
面白くてしかもかなりの長編なので、じっくり読めます
義珍の拳(琉球空手シリーズ)

唐手を空手として普及させた富名腰義珍の生涯を描いた作品です。
今野敏先生自身が空手の型を大事にしていることが伝わります。
ムチミ、チンクチ、ガマクなどが出てきます。
(ガマクは史上最強の弟子ケンイチで出てきたうやつだと思いました)
空手をやっている人は別の面白さなどもあるかもですね
秘拳水滸伝 一~四

不動流という武術流派の使い手たちが、ヤクザや巨大企業、政治家など日本の裏社会の法では裁ききれない悪に対し、主人公たちが仲間たちと共に巨悪を打ち倒す話です。
少しファンタジーな感じもありますが、武術のリアルさとかは相変わらず今野敏作品です
こちらも長編で読みごたえありです
空手道ビジネスマンクラス練馬支部 夢枕獏

チンピラに因縁をつけられ土下座をさせられ、「強くなりたい。ケンカに勝ちたい」と空手道場の年配向けコースである「ビジネスマンクラス」に入門します。
中年でも頑張れば行けると思わせてくれます
練習して主人公も強くなっていくが、他の登場人物も成長していくのも良いですね
武士道シックスティーン 誉田哲也

剣道の話で
真逆な性格の二人が主役の青春小説です。
勝利にこだわる香織と、楽しむためで勝敗にこだわりがない早苗。対照的な2人の話です。
青春小説でガチの格闘ものでは無いですが、白熱した剣道のシーンもありおすすめです。
Dojo─道場Ⅰ・Ⅱ 永瀬隼介

不況で会社をリストラされた主人公「藤堂」が、しかたなく先輩の空手道場を押しつけられ、なんやかんやで経営しながら
入門希望者たちが道場に持ち込む難題の数々に藤堂が体当たりで解決する話です。
主人公は強豪空手道場の黒帯なのだが、気弱で超お人好しな男
そんな主人公を生徒である空手がめっちゃ強いアウトローやローキックだけ強くなったおっさんなどに助けられて難題を解決します
2も出てているので是非読んでください
ヒートアイランド1~4 垣根 涼介

格闘小説とはちょっと違いますが、アクションとしては面白いです。
シリーズ物で1ではファイトパーティーを開き、トップにのし上がった主人公アキが、仲間がヤクザから強奪した大金をめぐって争う話で、2から強奪のプロのチームに入り、訓練して仲間と強奪を行っていく話です
シリーズは4作ありますが、意外とさっくりと読めてお勧めです。
キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇 石田衣良

こちらも格闘小説とはちょっと違いますが、有名なウエストゲートパークシリーズのキング誕生編です。
タカシがなぜキングと呼ばれるのかが描かれていて、キングは格闘の天才なので、格闘の描写も面白いです。
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