SSO
SSO(Stateful Switchover:ステートフル スイッチオーバー)は障害による意図しないダウンからネットワーク 通信の継続的な提供を可能にするシステムです
※冗長の事です
冗長化するには前提としては
WLC は同じモデル・ソフトウェア バージョンである必要があります。
冗長化設定
※RPポートはまだ接続しない
1.Administration > Deviceを選択
2.Redundancy を選択
①Redundancy Configuration:ENABLED
②Redundancy Pairing Type :RMI+RP
③RMI IP for Chassis 1:Active側のIP アドレス を指定
④RMI IP for Chassis 2:Standby側のIP アドレス を指定
⑤Management Gateway Failover:ENABLED
※enableの場合、アクティブ機とスタンバイ機は、RMI(冗長管理インターフェイス)を介して、
ICMP を送信し、失敗するとGWへの到達不能であると判断します。
⑥Gateway Failure Interval : 6〜20秒(デフォルトは8秒)
※4回のICMPエコー要求 + 4回のARP要求失敗(約8秒)= GW障害
Local IP : RPポートで、③(RMI) で設定した IP アドレスに基づいて自動的に生成されます。
169.254.XXX.XXX XXX=③の第3・4オクテットなります。
Remote IP : RPポートで、④(RMI) で設定した IP アドレスに基づいて自動的に生成されます
⑥Keep Alive TimerとKeep Alive Retries:特に指定が無ければデフォルト値でOK
※Management Gateway Failoverの値になります
⑦Chassis Renumber :1
※ 1を指定した筐体がActiveとなり、2を指定した筐体がStandbyとなる。
⑧Active Chassis Priority:2 ※値が大きい方がActiveとなります。
⑨Standby Chassis Priorityは 1
設定が完了したら「Apply」をクリック
※Active機とStandby機の設定を行う
3.設定したら機器を再起動する
4.RPポートの結線
5.冗長化状態の確認
GUIでの確認
Monitoring > General > System >Redundancy
CLIでの確認
wlanctl#show chassis
Chassis# Role Mac Address Priority Version State IP
*1 Active xxxx.xxxx.xxxx 2 V02 Ready 169.254.X.1
2 Standby xxxx.xxxx.xxxx 1 V02 Ready 169.254.X.2
wlanctl#show redundancy
~~~~~~~~~~
Current Processor Information :
——————————-
Current Software state = ACTIVE <— 自分の状態
~~~~~~~~~~
Peer Processor Information :
——————————-
Current Software state = STANDBY HOT <— 相手側の状態
注意点
WLCのHAは自動での切り戻り(Failback)機能が無いので、Active機の障害復旧時は手動で切り戻し作業を実施します。
※実施はCLIとなります
① 現行のActive機へSSHでアクセスする
② 切り戻しコマンドを実施
wlanctl#redundancy force-switchover
※(注)実行するとActive機だった機器が再起動し、Standbyだった機器がActiveとなる
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