Cisco WLC 9800  SSO冗長化設定方法

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SSO

SSO(Stateful Switchover:ステートフル スイッチオーバー)は障害による意図しないダウンからネットワーク 通信の継続的な提供を可能にするシステムです
※冗長の事です

冗長化するには前提としては
WLC は同じモデル・ソフトウェア バージョンである必要があります。

冗長化設定

※RPポートはまだ接続しない

1.Administration > Deviceを選択

2.Redundancy を選択

①Redundancy Configuration:ENABLED
②Redundancy Pairing Type :RMI+RP
③RMI IP for Chassis 1:Active側のIP アドレス を指定
④RMI IP for Chassis 2:Standby側のIP アドレス を指定
⑤Management Gateway Failover:ENABLED
 ※enableの場合、アクティブ機とスタンバイ機は、RMI(冗長管理インターフェイス)を介して、
  ICMP を送信し、失敗するとGWへの到達不能であると判断します。
⑥Gateway Failure Interval : 6〜20秒(デフォルトは8秒)
 ※4回のICMPエコー要求 + 4回のARP要求失敗(約8秒)= GW障害
Local IP : RPポートで、③(RMI) で設定した IP アドレスに基づいて自動的に生成されます。
       169.254.XXX.XXX XXX=③の第3・4オクテットなります。
Remote IP : RPポートで、④(RMI) で設定した IP アドレスに基づいて自動的に生成されます
⑥Keep Alive TimerとKeep Alive Retries:特に指定が無ければデフォルト値でOK
 ※Management Gateway Failoverの値になります
⑦Chassis Renumber :1 
  ※ 1を指定した筐体がActiveとなり、2を指定した筐体がStandbyとなる。
⑧Active Chassis Priority:2 ※値が大きい方がActiveとなります。
⑨Standby Chassis Priorityは 1

設定が完了したら「Apply」をクリック
※Active機とStandby機の設定を行う

3.設定したら機器を再起動する

4.RPポートの結線

5.冗長化状態の確認

GUIでの確認
Monitoring > General > System >Redundancy

CLIでの確認

wlanctl#show chassis
Chassis#  Role   Mac Address   Priority  Version  State   IP
*1     Active  xxxx.xxxx.xxxx   2     V02   Ready  169.254.X.1
2     Standby xxxx.xxxx.xxxx   1     V02   Ready  169.254.X.2

wlanctl#show redundancy
~~~~~~~~~~
Current Processor Information :
——————————-
   Current Software state = ACTIVE    <— 自分の状態
~~~~~~~~~~
Peer Processor Information :
——————————-
Current Software state = STANDBY HOT   <— 相手側の状態

注意点

WLCのHAは自動での切り戻り(Failback)機能が無いので、Active機の障害復旧時は手動で切り戻し作業を実施します。
※実施はCLIとなります

① 現行のActive機へSSHでアクセスする

② 切り戻しコマンドを実施

wlanctl#redundancy force-switchover
※(注)実行するとActive機だった機器が再起動し、Standbyだった機器がActiveとなる

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