Cisco Config説明

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特権モードで実行コマンド

設定ではないですが、困ったときのコマンドとなります。

write 設定の保存 ※推奨はcopyコマンド
write erase 設定の削除
delete vlan.dat Vlanの設定の削除
boot system flash:**** ****任意のファイルをSW起動時に読み込みさせる設定。
archive download-sw (送信プロトコル) 圧縮ファイルをSWに転送する
clear arp-cache ARPテーブルのキャッシュをクリア
clock set (hh:mm:ss 日付 月 年) SWの時刻をセットする

無効推奨の設定

基本的にOFFにしておいたほうが良い機能となります。

no service pad X.25で使用するPAD(Packet Assembler/Disassembler)機能を無効
no setup express モードボタンを押し続けても初期化&再起動されなくなる
no cdp run CDP(Cisco Discovery Protocol)を無効にする
no ip domain-lookup DNS機能を無効にする。有効だと間違えたコマンドでも毎度DNSに問い合わせてしまう。
no ip http server HTTPサーバ機能を無効にする
no ip http secure-server HTTPSサーバ機能を無効にする
*有効にすると crypto pki trustpoint・・・・・・・と表示される
no service dhcp DHCPサーバ機能を無効にする
no ip bootp server 他のルータがこのルータから起動することを可能にする機能を無効にする
no ip finger リモートからユーザリストを得られるUNIXのユーザ検索機能を無効にする
no boot network ルータがコンフィグをTFTPでロードするように試みる機能を無効にする
no ip source-route 送信元ホストに転送経路上のルータを明示的に指定する機能を無効にする、
有効の場合は送信元ホストは、希望するルータを必ず経由して送信先ホストへ到達するようなIPパケットを発信することが可能になる。
パケットをあたかも信頼できるホストから来るように見せかけられるので, こういうパケットは基本セキュリティの為にnoで無効にします。

 

SW全体設定

configuration mode exclusive auto すでにコンフィグレーションモードに入っているユーザがいるとコンフィグレーションモードに入れなくする
hostname “任意のホストNAME” SWの名前を設定
username ****** privilege 15 secret password TELNET接続するユーザとパスワードを設定。privilege 15は特権モードでSWに入れる。シークレットパスワードは暗号化される
username ***** password 7 ****** TELNETで操作するユーザとパスワードの設定(7はパスワードの暗号化)
ip name-server 参照するDNSサーバの指定を設定する
※6個まで設定可能
※ip domain-lookupも有効にしましょう
ip host “ホストNAME” “A,B,C,D” アドレスとホスト名をリンクさせる
service timestamps debug datetime localtime show-timezone  SWの変更作業かLogの出力時にタイムスタンプを表示させる
service timestamps log datetime msec localtime show-timezone  ログメッセージをミリ秒まで表示させるためには「msec」、
機器本体のローカルタイムゾーンを時刻に反映させるためには「localtime」、
タイムゾーンを表示させるためには「show-timezone」の値を入力。
service password-encryption パスワードの表示を暗号化する
service sequence-numbers ログのメッセージにシーケンス番号を表示させる
logging buffered 16384 SW内に16384バイトの容量分のLogを保存する
enable secret ***** 特権モードに移行するときのパスワード設定
aaa new-model VTY、TTY、Console、AUXのログインに対するAAA認証が有効になる。
AAAとは 「Authentication 認証」「Authorization 権限を与える」「Accounting アカウンティング」
clock timezone JST 9 ルータはデフォルトでタイムゾーンがUTC(世界標準)になっているため、日本時間に修正する必要がある。
9というのはUTCに9時間プラスするという意味で必須。
file verify auto コピー( copy コマンドを使用)またはリロード( reload コマンドを使用)されるすべてのイメージが自動的に検証されます。
3750/3560シリーズだと有効にするとこのエラーメッセージが出る:%SIGNATURE-3-NOT_ABLE_TO_PROCESS: %ERROR:
vtp mode [ server | client | transparent ] VTP(VLAN trunking protocol)のモードをトランスペアレント・モードに設定する デフォルトはサーバモード
・サーバ=VLANの作成・変更・削除が可能。その情報を他のスイッチに通知
・トランスペアレント=VLANの作成・変更・削除が可能。自分のVLAN情報は通知しない。他のTP情報はスルー。
・クライアント= VLANの作成・変更・削除はできない。他のスイッチから通知されたVLAN情報を使う。 

ip subnet-zero IPアドレスのクラスを意識せずにアドレスを設定できるようになる
デフォルトではON
ip routing マルチレイヤスイッチでルーティング機能を使いたいときに使用
ルータはデフォルトで有効
ip multicast-routing distributed マルチキャストルーティングを有効にする
login on-failure ロギングオプションを有効にする
ユーザがSWにログインが失敗するとLogを生成する
login on-success ロギングオプションを有効にする
ユーザがSWにログインが成功するとLogを生成する
mls qos QoSを有効にする
port-channel load-balance [dst-ip | dst-mac | src-ip | src-mac src-dst-ip | src-dst-mac] イーサチャネルのフレームを送信するときの振り分け方法の設定
dst-ip=宛先IPアドレス dst-mac=宛先MACアドレス src-ip=送信元IPアドレス src-mac=送信元MACアドレス src-dst-ip=送信先・元のIPアドレス src-dst-mac=送信先・元のMACアドレス
authentication mac-move permit SW上で MAC 移動をイネーブルにすると認証されたホストをSWのポート間で移動できます。
ポートセキュリティ対応ホストがポートを移動した場合、違反エラーが発生します。
spanning-tree mode [mst | pvst | rapid-pvst ] STPのモード設定 ※詳細はSTP説明にて
spanning-tree extend system-id 拡張システム ID をイネーブルにする
spanning-tree etherchannel guard misconfig SWと接続したデバイス間での EtherChannel の設定の矛盾を検出できる。
相手SWにポートチャネルを設定して無かった時などに検出する。
デフォルトで有効
spanning-tree vlan *,*,* スパニングツリーを有効にするVlanの設定
spanning-tree vlan 255 priority 0  Vlan255のプライオリティを0に設定する。値が小さいほうがルートSWになる
プライオリティ値には、4096の倍数を設定する。デフォルトは32768  0→4096→8192・・32768・・61440
vlan *,*,*,* VLANを作成する(複数作成可能)
vlan internal allocation policy ascending 内部VLANと呼ばれる特殊なVLANをSWが勝手に作るので、内部 VLAN を 1006 から上方向に割り当てるには、ascending ・ 4094 から下方向に割り当てるには、descending キーワードを入力
track (track-ID) interface/IP (指定インターフェース) line-protocol/ip routing  HSRPでtrack指定をできる
file verify auto %SIGNATURE-3-NOT_ABLE_TO_PROCESS: %ERROR:
このエラーメッセージが表示されるのは 3750/3560 でのリブート中で、file verify auto コマンドが設定されている場合。その際に無効にする。
power redundancy-mode (combined/redundant) 電源を冗長化する際に使用。
Combined:シングル redundant:冗長化
service compress-config コンフィグの圧縮
vrf definition Mgmt-vrf マネージメント専用ポート用のVRF
ip ftp source-interface FTPコマンドを実行する時にソースインターフェース・ユーザ名・パスワードを指定できる。
copy tftp コマンドで VRF 名を指定するオプションがないため

インターフェース設定

interface Loopback0 仮想的なインタフェースでルータ自身がダウンしない限りダウンすることがない特殊なインタフェースとなります。
OSPFのルータIDなどに利用される
※インターフェースコンフィグレーションモードへ移行
interface FastEthernet*/*
interface GigabitEthernet*/*
インターフェースの設定
※インターフェースコンフィグレーションモードへ移行
interface Vlan ** vlanインターフェースの設定
※Vlanコンフィグレーションモードへ移行
description “説明文” 説明分の設定
cdp enable ポートごとにCDPを有効/無効の設定
switchport mode (access | trunk | dynamic) ポートのモードを設定
switchport access vlan ** アクセスポートVlnaを設定
switchport trunk encapsulation (dot1q | isl) トランクのカプセル化を指定
ほとんどdot1qしか使わない
switchport trunk native vlan 901 naitiveVlan901に設定
nairiveVlanとはVlanタグを付けないで送信するVlanで、トランクポートからもTELNET接続が可能になる。
セキュリティ上は非推奨
switchport trunk allowed vlan *.*.* ポートで通過させるVlanの設定
switchport trunk allowed vlan add 111 トランクポートにVlan111を追加する
(add)を入れないとVlan111が追加ではなく上書きされてしまうので注意。
switchport trunk allowed vlan remove *** トランクからVlanを削除
no switchport ポートをルーテッドポートにする。
ルーテッドポートはスイッチ(L2)機能を無効にし、ルータ(L3)機能のポートになる。
ip address (IPアドレス) (サブネットマスク) ポートに設定するIPアドレス。
物理ポートに設定する場合はルーテッドポートでなければならない。
switchport nonegotiate DTPネゴシエートフレームをポートから送信しないようにする。
トランクリンクを確立する為には、隣接ポートを手動でトランクI/Fとして設定する必要があります。
DTPのサポートのない機器と接続する時はこのモードを使用。 
ip unreachables ICMP到達不能通知を有効にする。
転送先のないパケットをルータが受け取ったときに「ICMP unreachable」を送信元に返信する。
ip proxy-arp アープの要求が来たら自分のMacアドレスを返答する
logging event link-status UP/DOWN および CHANGE メッセージをログに記録する。
storm-control [broadcast | multicast | unicast] {level **% | bps ** | pps **} 設定したポートで上限・下限しきい値に到達すると、ポートはトラフィックをブロックする。

snmp trap link-status snmpのトラップを上げるようにする。
port-type (eni | nni | uni)

Cisco ME スイッチでサポートするコマンド.
ポートを ENI、NNI、または UNI に変更します。デフォルトでは、Cisco ME スイッチ上のすべての ポートが UNIとなる。(UNI; ユーザ ネットワーク インターフェイス:通常、PC や Cisco IP Phone などのホストに接続する)

SW全体設定②

ip classless 有効にするとデフォルトルートが使用可能になる
無効の場合、デフォルトルートを設定しても、未知の宛先のパケットは廃棄される。
ip http authentication local HTTP/HTTPSアクセス時にローカル認証を使用するように定義
logging source-interface Loopback0 ログを転送する際の送信元interfaceを指定
logging host *.*.*.* ログの転送先(syslog server)を指定
logging facility ファシリティtype syslogサーバに送信する際のFacility指定
( local0 ~ local7 のどの値を使用するかはsyslogサーバの管理者に確認 )
logging trap levelキーワード

logを送信するLEVELを指定。デフォルトはdebugging

キーワード レベル 説明
emergencies 0 システムが不安定
alerts 1 即時処理が必要
critical 2 致命的なエラー発生
errors 3 エラー状態
warnings 4 警告状態
notifications 5 注意
informational 6 情報メッセージ
debugging 7 デバック
process cpu threshold type total rising 80 interval 5  全体の CPU 使用率が 5 秒以上 80% を超え続けると、上昇しきい値通知が送信されます
ntp server 0.0.0.0 (prefer) NTPサーバの設定
preferはNTPサーバを複数指定した場合、preferを指定したサーバを優先して同期する
ntp source I/F NTPサーバと時刻同期する際に、送信元アドレスを指定したい場合に設定
ntp master <stratum 1-15> NTPサーバとして動作
ntp peer <addr> NTPサーバ同士で同期

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