Cisco IOSアップグレード手順

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IOSアップグレード手順

自分の作業PCからIOSをUPグレードする手順です

①対象のL3-SWに自分PCからPingが飛ぶことを確認。
※機器にログインできればICMPが届かなくても問題なし

②対象のL3-SWにTELNET/SSHでログインしてshow flash:にて現状のサイズを確認して、空き容量を確認
123456789 bytes available (112233 bytes used)
↑ 空き容量:123456789 bytes 使用中メモリ:112233 bytes

③TFTPサーバを立ち上げる。サーバとして使えるツール等を使用(私はTftpd64をよく使ってます

④現在稼働中のIOSのバックアップを取得。
 ※flash内にIOSが複数あり、現在稼働中のIOSを確認したい場合は「show boot」で確認可能

⑤show flash: コマンドでFlash内を検索【ディレクトリ内の時は「cd flash://file_name」を実行】
 ディレクトリ構成はLinuxと同じコマンドで確認可能(switch#cd flash://ファイル名.SEでフォルダに入って改めてcopyする 
 dir =カレントディレクトリの中身の表示)
 ※drwx ディレクトリはコピーしてこれないので注意。(Is a directory)←ディレクトリの注意勧告

⑥copy flash: tftp: にてバックアップを実行
 コマンド例は下記のようになります

Sourcefilename=バックアップするIOSファイルを指定
Address or name of remote host=TFTPサーバ名かIPアドレスを指定
Destination filename=TFTPサーバで保存するファイル名
 ※ほぼ変える必要はない

⑦copy flash: tftp にてIOSをSWにUPロードする

Address or name of remote host=TFTPサーバ名かIPアドレスを指定
Sourcefilename=UPするIOSファイルを指定
Destination filename=TFTPサーバで保存するファイル名 ※ほぼ変える必要はない

 ※tarファイルの場合は解凍するか、他のコマンド(archive download-sw)にて実行になる
  ・archive download-sw /leave-old-sw tftp://TFTPサーバアドレス/ファイル名.tar 

⑧show flash: コマンドでUPしたファイルがある事を確認する。

⑨コンフィグモードにてコマンド実行して、起動時のIOS読み込みをアップロードしたファイルに変更する。
switch(config)#boot system flash:ファイル名bin
※ディレクトリの配下にあるときはディレクトリ名/ファイル名と指定する。

⑩show bootにて投入したファイル名が表示されることを確認する。

⑪再起動する

⑫show ver にて新しいIOSが立ち上がったことを確認する。

⑬不要な場合は古いIOSを削除する
 switch#delete flash;(削除ファイル名.bin)
 switch#delete /force /recursive flash:(指定したところのディレクトリを強制的に削除) ※ディレクトリ毎強制削除する場合

⑭設定した boot system を削除
 switch(config)#no boot system

スタック構成の場合

①~③は同じ

④スタックしている各機器にIOSをコピーする
 ・switch#copy tftp://TFTPサーバアドレス/ファイル名.bin flash1:
  1台目にIOSファイルを投入
 ・switch#copy tftp://TFTPサーバアドレス/ファイル名.bin flash2:
  2台目にIOSファイルを投④

⑤各機器にIOSが保存できたことを確認する。
 show flash1: / show flash2:  にてファイルがある事を確認する。

⑥コンフィグモードでBOOTファイル変更のコマンドを実行して、起動時のIOS読み込みをアップロードしたファイルに変更する。
 switch(config)#boot system switch all flash:ファイル名bin

⑦~⑭は同じ

IOS-XEのアップグレード手順

①~③は同じ

④コマンド software install file flash:ファイル名.bin を実行する
 スタック構成の場合はスタック内の他のスイッチにこのファイルを複製する
 メンバーすべてが .bin ファイルを受信した後、このファイルがフラッシュに自動的に展開される。
 次に、スイッチは packages.conf ファイルに対する削除および追加が示されたファイルの要約をリストする
 最後に、packges.conf ファイルが更新されコミットされる

⑤Do you want to proceed with reload? [yes/no]: yes とリロードを促されるのでyesで再起動をする

⑥show ver にて新しいIOSが立ち上がったことを確認する。

⑦コマンド : software clean を実行して古いバージョンのIOSを削除する
 残った以前のバージョンファイルを手動消去の代わりに software clean コマンドで削除可能
 各スタック メンバーのフラッシュからも削除される

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