ルーティングの基本

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ルーティングとは

通信先までの経路を確定する仕組みです
良く例えられるイメージがルータが郵便局で荷物がパケットです
大阪から東京に荷物を運ぶような場合は大阪の郵便局で東京行の荷物を仕分けて東京の郵便局に送ります。
スタティックルーティングとダイナミックルーティングがありイメージとしては
荷物を運ぶにも車しか手段がない運送会社車が壊れてしまったら荷物は運べなくなってしまうのが、スタティックルーティングで
荷物を運ぶのに車・電車・飛行機なのかなど複数経路選択をすることができるのが、ダイナミックルーティングで、いつもは1番早い飛行機で運んでいるが故障などにより飛行機が使えなくなった場合に電車などに切り替えることをやってくれているます。

ルーティングの経路判断基準

ルーティングの経路判断の基準は下記の順に決定します
①ロンゲストマッチ
②アドミニストレイティブディスタンス値(AD値)
③メトリック

ロンゲストマッチとは

宛先のアドレスのネットワーク部分が最もマッチする宛先が最適経路になる仕組みです
① 宛先:192.168.1.0/24 送り先(via):1.1.1.1
② 宛先:192.168.0.0/16 送り先(via):2.2.2.2
上記のような①②のルーティングテーブルで
宛先が「1932.168.1.100」だった場合は、ネットワーク部分がよりマッチしている①の1.1.1.1にパケットを転送します。
イメージ図

アドミニストレイティブディスタンス値(AD値)とは

アドミニストレイティブディスタンス値(AD値)とはロンゲストマッチが同じルーティング情報が来た時にどのルートから教えてもらったルーティング情報が一番信頼できるかを判断するときの値になります。
AD値の優先順位は
1.AD 値が小さい方。
2.AD 値が同じ場合は経路のタイプを確認し、 intra-area の経路が inter-area の経路よりも優先
3.AD 値と経路のタイプが同じ場合は OSPF のプロセス番号が小さい方が優先
基本的なAD値は下記のように決められています。(設定で変更することも可能です)

ルート情報 AD値
Connected 0
スタティックルート 1
EIGRPサマリールート 5
eBGP 外部ASから 20
EIGRP 内部 90
IGRP 100
OSPF 110
IS-IS 115
RIP 120
ODR 160
EIGRP 再配信 170
iBGP 同一ASから 200
不明(ルーティングが無い) 255

メトリックとは

メトリックとは各ルーティングプロトコルで学習したルーティングで最短経路を算出するために使用する値です。
値は各ルーティングプロトコルで考え方が違うため、簡単に下記のようになっているます。
RIP=ルータの数(宛先までに1番少ないルータ数の経路が優先)
OSPF=Cost(宛先までに1番小さいコストの経路が優先)
BGP=パスアトリビュート(パスアトリビュートによって経路が優先)

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