問題はIPAからご確認ください。
https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/index.html
答えはIPAの回答例となります。
設問1(1)
問題 本文中及び図3中の「a」~「f」に入れる適切な字句を答えよ

a 主にプロキシはフォワードプロキシとリバースプロキシがあり
フォワードプロキシはクライアントの代理としてWebサーバーなどにアクセスします
リバースプロキシはWebサーバーの代理としてクライアントからのアクセスを受けます。
今回はWebサーバがAPサーバの代理でクライアントへ中継しているのでリバースプロキシになります。
答え a:リバース
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b 公開用ドメインのゾーン情報を持っているのは権威DNSサーバとなります。
(別名コンテンツDNSサーバとも言うので、コンテンツでも行けると思いますが、、、)
c は内部のクライアントがインターネットなどにアクセスする際の名前解決に応答するのはキャッシュDNSサーバとなります。
答え b:権威
c:キャッシュ
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d HTTP/1.1では、リクエストは順番に送信され、レスポンスもその順番で返ってきましたが、
HTTP/2 ではストリームという仮想的な通信路を使って、 複数のリクエストとレスポンスを並行してやり取りするために多重化が用いられています。
答え d:ストリーム
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e ヘッダーフィールドには、
method=GET・POST・PUTなどどの指示内容
path=サーバー上のリソースの場所
scheme=http:・https:・ftp:などのプロトコル情報

答え e: :method
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f ALPNは、TLSプロトコルの拡張の一つで、TLSハンドシェイクの過程で、HTTP/2やHTTP/1.1などのアプリケーション層プロトコルを使用するかをネゴシエーションする機能です。
答え e:TLS
設問2(1)
問題 本文中下線①について、複数のリクエストを受けたサーバは、それぞれのリクエストに対するレスポンスをどのような順序で返さなければならないか。35字以内で答えよ。
HTTPパイプラインは、クライアントから複数のHTTPリクエストをサーバーにまとめて送信できます。
サーバーは、受け取った順序でレスポンスを返します。
また、サーバはリクエストを受信した順番でレスポンスを返すという制約があります。
答え:リクエストを受けたのと同じ順序でレスポンスを返す必要がある。
設問2(2)
問題 本文中の下線②について、ALPNを必要とする目的は何か。30字以内で答えよ。
ALPNは、TLSプロトコルの拡張の一つで、TLSハンドシェイクの過程で、HTTP/2やHTTP/1.1などのアプリケーション層プロトコルを使用するかをネゴシエーションする機能です。
なので通信開始処理にて何のアプリプロトコルを使うか決定します。
答え:通信開始時に、TCPの上位プロトコルを決定するため
設問3(1)
問題 本文中の下線③について、h2のネゴシエーションが含まれるシーケンス部分を、図3中の(a)〜(i)の記号で全て答えよ。


ALPはTLSハンドシェイクの過程で、HTTP/2やHTTP/1.1などのアプリケーション層プロトコルを使用するかをネゴシエーションする機能なので、図3のTLSセッション開始の項目になります。
答え:(d)、(e)
設問3(2)
問題 本文中の下線③について、ネゴシエーションでクライアントから送られる情報は何か。35字以内で答えよ。

クライアントからサーバーにネゴシエーションする情報は、クライアントが対応しているアプリケーション層プロトコルのリストで、サーバーは、このリストの中から自身がサポートする最適なプロトコルを一つ選択し、クライアントに通知します。
答え:クライアントが利用可能なアプリケーション層のプロトコル
設問4(1)
問題 表1中の「ア」~「ウ」に入れる適切なIPアドレスを答えよ

上記以外の情報が不明ですが、G社DCとJ社クラウド間で通信をしたいとのことです。
ア L3SWのルートとしてデフォルトルートを仮想ルータに向けるとルーティングループを起こすので考えにくいですし、基本はFWに向けると思いますので、ここではG社VPCセグ「172.21.10.0/24」になります。
イ L3SWからG社VPCセグへのネクストホップは仮想ルータ「172.21.11.2」になります。
ウ 仮想ルータからデフォルトルートで設定されています。
ネクストホップはL3SW「172.21.11.1」になります。
VPCセグのWebサーバはインターネットへ出るときはG社DCを経由して、インターネットからのアクセスは仮想LB(NAPT)に返す仕様かな?🤔
答え ア:172.21.10.0/24
イ:172.21.11.2
ウ:172.21.11.1
設問4(2)
問題 本文中の下線④について、Hさんが決めた動作モードを答えよ。また、その理由を”HTTP/2”という字句を用いて35字以内で答えよ。

図2の様に、ブラウザからの通信、HTTP/2をHTTP/1.1へ変換します、またWeb通信への振分ルールはURLを識別して振り分け先を決めています。
なので扱うレイヤーは7のアプリケーション層です。
ネットワークモードはL4までの処理しかできないので不可となり、アプリケーションモードとなります。
答え 動作モード:アプリケーションモード
理由:HTTP/2リクエストをHTTP/1.1に変換して負荷分散するから
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